その場の営みとその育て方

どんな場にもある程度の緊張感が必要ということはあるかもしれない。しかしながらそれを維持して良い方向に持って行くための具体的な方法が思いつかない。それについて詳しそうな人がそこにつまづいてしまったとしても、どこをどう間違えたのかがわからず、ただ励ますことしかできなかった。もしレゴやパズルを組み立てたら僕よりうまくできるかもしれない、同じ作業でも経験がある人は無駄が少なく、理にかなっている。理にかなっていても産業機械のように無機質ということもない、その人なりに実現したいものや仕組みがあるように思われた。そう考えるとそれについて追求もできないけれど、手伝うこともまた取り掛かりが掴みにくかった。
インターネットが発達して、識字率とは別に、プログラムの理解も必要になってきた。それでも複雑なライブラリや、入り組んだコードを解読することが難しく、論理をまとめる仕組みが必要なように感じた。インターネットは、現代では安定して繋がっているが、もしもサーバーがメンテナンス中になったり、プログラムの変更箇所がわかりにくくなったりすると、ある一部分を復旧させることに注力することになる。困ったときはアナログから整えてデジタルに戻すことが必要になる。そんな時に、初めてチャットをして部屋の向こうの人に話ができたことが原体験にはなる。また、実際に編み物を編むようにページを作っていくコーダーという職種は、インターネットで広告を扱う仕事柄、何かを編んで集めるという編集という仕事に興味を持つことが多いようだ。編集側からすると、何かを集めるというより、自分で1文字でも確かなものを書くということもあり、もともとの意味合いで集めてそれを組み合わせるということがわかりにくくなっている。ある行程を期日に間に合わせて、一連の編集をしたと言われても、それがどのような作業かがわかりにくくなっている。しかしながら、ある程度その人自身にしかできないという役割も必要で、そこにはいろいろなものを組み合わせる増改築だけでなく、何かの拍子で元に戻ったり、壊れたりしないような守りの側面も必要に思われた。リスクはありながらも悪意が全面に出ず、言い方を工夫することでお互いに譲れないものがありながらも、協力できるようなきっかけになればと思った。それでも、複雑な計算や、精密な動きになるとそれを上手くこなすには慣れだけでなく、それに対する姿勢や覚悟も問われることになる。周りに負担を掛けたくはないけれど、誰かの足を引っ張りたくもない。そういった中で、ついつい焦ってミスをしたり、正常な判断ができにくくなったりすることもある。左右を振り向きながらまっすぐに進むことは案外難しい。それだけにフォームを整えれば、作業で無駄にすり減ることも少なくなる、一種の訓練のようにして改善していこうと思う。

パソコンの仕組みは2014年くらいからあまり変わってはいない、CPUのスペックも2.5GHzくらいで、メモリの総量もそこまで変わってはいない。それでも中のブラウザのバージョンはwindowsOSにデフォルトで入っているIEが目まぐるしくバージョンアップしていった。その変化の中で、どのようなコンテンツに思い入れを持って、そこで新しい価値観を見つけるのかということもある。また、既製品だけでなく、自分で使いやすい仕組みを考えるのもそれ自体は性能アップには繋がらなくても、複雑に入り組んだ仕組みをだんだんと解きほぐして行くように思う。僕などは、いつでも猫の手も借りたいと思っていて、一人が複雑で専門的なことを行うより、複数でシンプルなことに汎用性を持たせてからバリエーションにつなげ行きたいと思うタイプだけれど、その場の雰囲気に合わせなければ、なかなかそれが果たされない。実のところ、それぞれが実現したい役割と、その環境が求める能力は誰しも一致しないのかもしれない。それを探ってもなかなか答えが出てこない。ある人は得意だったり慣れていることを仕事にすることは競合相手が多く難しいという現実がある。一方では、他人があまり気が進まない苦手なことは、好ましくないけれど、お金になることが多いという。しかしながら、好きでもないことを延々と続けていることは誰でも難しい。チャンスとリスクのモデルは似ている。苦労は美化されやすく、緊張はエスカレートすると息苦しくなる。テクニックはある種、初めての人ができないことが、経験したことがある人ができるという能力だけれど、それを誰かに段階的に共有すれば、それがその人のスキルに付加価値がついてくる。それでも、情けや優しさが相手によっては同じだけの工夫として返せないという事情があったり、その真意がすぐには理解されないということもある。なるべくは、何かに圧迫されているような状況から抜け出したいけれど、それにはどこで手を取り合って、どこで話し合うかというポイントと場作りを、作業をする前はする時にも忘れないようにして置きたい。

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