セクハラと自主性の絡まり

セクハラ問題は、一つ上の世代にしばしば見られる。グループと個人のやる気を餌でも釣るように操る。アニメでも白人で金髪が多いと、実際には不可能な事をやや理想的に描いているという事がしばしばある。負担を他人に擦りつけようとするあたりが社会に対してあまり生産性を感じない。産業が農業からサービス業に移行している。歴史的にはイスラム王朝の後半あたりから、農本主義が矛盾をきたしているとされた。イギリスではクローバーを使った三圃制によって休耕地を入れ替えながら耕す自営農民ができた。歴史はオセロや囲碁の勝ち方だけでも治りきらず、産業史や企業史と異なるところがある。高校卒業してから大学より、専門学校か、あるいは実業に入ると、おそらく法律や自然科学のノウハウが必要になる場面もしばしばある。もしお子さんに勉強をさせたいのなら、強制するべきかという問題になる。
ワンピースの映画では生き生きとした人物の作画や建築も見た目では素晴らしかったが、金融の知識を必要とする場面があった。モナコのようにカジノが運営される町に貸金庫があって、それを貸した人が分配するための仕組みとして、貸し借りの慣習が形成されていく。広告代理店のお涙頂戴的な雰囲気は、ややもするとヤラセに近いところがあり、少なくともそれは作られた感情だ。それが無かったとして本当の感動があるかというとそうとも言い切れないが、騙されるよりはマシだと思う。嘘や作り話は時として暴力になる。世の中が弱肉強食とは決め付けられないが、社会的に立場が弱い人が搾取される様子がしばしばある。とはいえ、それらは初見では難しい、経験は記憶によって造られるという説と、立場や目線を低くしてなるべく被害を受けないようにするという備えが必要になってくる。しかしながら日本ではそれが村社会のような因習になっている。ふと海外に目をやると必ずしもそうでもない。また、日本独自のものを説明するのに大部分が英語の勉強が要求されるものが多い。そこで難しい事を難しく説明することよりも、少しでも理解者が増えるように、簡単な例え話にできるかによって行動の自由度が異なってくる。

社会では、学校をでると、なんらかの職業についていないと立場が保てないところがあるが、そこでもその人がいないとどうにもならないということもない。そこには、ほかの人の役割を確保できるかが一つの足がかりになる。どの組織もまるで信長の野望ごっこをしているようで、とはいえそこではある程度属した先が比較的優位になるように計らう必要がありそうだ。あるグループに混じれない少年がいて、けん玉の技術を身につけると、今度は友達作りよりけん玉の習熟度を高めることに夢中になって、やはり友達はできなかったという。そこに社会の難しさが伺がえる。それが勉強や慣習法の読解でも共通する事があるかもしれない。しかしながら、ただただ振り向いて欲しいといったことや、まるでグループのガキ大将が、あたりを平定するための政策として取り巻きに踊りのような事を押し付けられたりするのは、真面目に従っていても自分のためにならないことはともかくとしても、他人のためにもならず、ままならない。この辺りは夏目漱石の草枕の冒頭にもありそうなことではある。
現代社会では、暴力はリスクが大きい。役割もグループの中である程度固定化されている。それでもそれが治らないときには、そこに属したグループの中で、嫌がらせとして形を変えた手癖のようにセクハラやパワハラが起こる。さりとて、普段何気無く過ごしている場で、正しいフォームを終始維持することも窮屈で疲れることもある。誰かが楽をしていると別の誰かがそれをたしなめるという里山の道徳が、近年では蘇りつつある。ニュースにあるような殺人や、国ごとの戦争もあまりなくなっており、70年くらい前の太平洋戦争の記憶が恐怖と統制の象徴になることもある。バラエティ番組でそれらの文化的な啓蒙がなされる中で、格差が広がっている社会では、地道な事が美德とされて贅沢が敵とレッテルが貼られてゆく。隙間時間にインターネットを見ることは、現実にもあやふやで移ろいやすい事が多いこともある。最近ではfacebookやtwitterでも誰彼構わずに言いたい事を言いにくい風潮がある。あまりメディアに現状の不足を補うような事を要求するつもりもない。あるグループでは、セクハラの際どさを競うような会話がなされている。リスクを恐れずに、何かができる人は信用されるという、場合によっては、敵にすると怖い人は味方になると頼もしいという感覚。それがどこまでが偏見でどこからが好意かは状況と、気持ちの作り方による。バラエティ番組が都合のいい理想を掲げたとしても、それで差別を無くすことはあり得ず、視聴者を煽って不安な状態にさせられてついには操られる場合が多い。それでも人は有名になるか、ある程度の立場が必要になるのかという疑問が残った。

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