情を書く

なにやら縁起が悪い、50歳になって、アイドルビジネスが当たってお笑い芸人の女傑と歳の差結婚して、そこで彼自身が普段からアシスタントやカメラマンの子分に強要しているように黙っていればいいものを。あるいは黙ることも高度なトークスキルを必要とする、関係ない人にも愚痴が出る状態が自然だと、床の段差に当たったら畜生と思うのはむしろ当然だと、もしソローっと忍び寄るようにその場をやり過ごそうとするのなら、なにか策があるのだろうとも思える。またはその情熱を架空の作品に注ぎ込むのもいいと思う。

小林さんちのメイドラゴンという漫画でも、二次創作より呪いの掛け方に長けているという、人の酸いも甘いも噛み分けるそういうメンターもいる。それはすごい才能だと思う、彼の前では嘘が付けないなと、心理描写が上手いというか、もし心が読めるのなら、ルックスにコンプレックスを持つ必要はなくなる。何か信念があればドラッグやクライムの誘惑にも負けず、仏のように清らかでいられるという、修行僧という中世的な役割が必要とされるのは、政治的に門戸や性別、階級などの違いからどちらの派閥も擁護できないようなときだ。

秋元康はコミックボンボンで、漫画を見たことがあった。その後継者は素朴な駄菓子でいっやされたというけれど、いずれも高学歴になり、理論武装するようになった。高価なカメラやスタビライザーを備えている。バラエティー番組は体育倉庫でテレビ欄をシェアしてクラスで威張っている子が、役割をもって意気揚々としていた。それが狭いコミュニティだとしても、リーダー格はそれなりに気さくさがあった。同級生ではコロコロコミックが好まれていた、ミニ四駆の田宮のCMはギアや電池ボックスなどが板前風の店員から少年にわたされる。そのパーツが現代のraspberrypiと組み合わせれば、IT関係でモノづくりをアピールしている層にもなにかしら共感されるかもしれない。僕はコミックボンボンだった、少年ばかりでスタイルのいいヒロインも少なく、じゃがいものようだった。

優れたコンテンツはそのコミュニティの権威ある人を説得しうる、それによってあるていど自由に動けるようにもなる、いかにして取り入るかというのはずるい人でなくてもそういった立場であればそのように屈んでしまうのも無理はないのかもしれない。Twitterで暴言や挑発的な発言が注目をあつめたとあるアメリカ人も、日本に来て下町情緒に触れる詫び錆びのいなせさをキーワードにする。それはそれで悪くなかったが、子供だましのおもちゃを持っているといい年してにやる瀬なくなってくる。

スーパーファミコンのソフトは、ボタンを押すだけでキャラクターが動いた、聖剣伝説2は、白黒のゲームボーイでソロで冒険をするような原作があり、帰り道に得意げに木の棒を振っていた。今になってYouTubeでゲーム実況を見ると、まるでヤンキーのようでもある、当時は正義の味方ごっとと思っていたと思う。CGとはいえ自然や動物の造形と冒険できたことは想像力を描きたてられる。ゲームといえば子供が買い物のお釣りで店や自転車店にいくと、ワゴンという比較的マイナーなタイトルばかり掴まされる。遠慮しないで、かっぱ巻きばかり取っていてもそのグループでは貢献できないし、友情も育めないという。

アニメやゲームは勉強とは対極で、現実逃避のようなものだという、小説やバラエティー番組も、やはり手間や気遣いでできているとも思うけれど、死が忍び寄ることもある。日本ではインスタントやファーストフードでもガンになることは珍しくなった。高校の国語の先生がガンは文学だと得意げに話していたことが正直あまり共感出来ない。編集者はSNSのタイムラインに遺影を張るという行為も恐ろしくある。本人の目標であっても、その対象は遺影であるので同時に否定もしているという。あくまで制作をリードする編集者の好みであるという。SNSに共有するようなことは直接話すことと異なった情報だと思う。うちの一族にはそんなに知識人や長生きの先達はおらず、平均寿命にまでまっとうできるかどうかは前例がない、社会人になってバイトのお金でPSPが買えるようになって、ギャングがヒロインに怒鳴るお兄さんも過去のものとなってしまった。子供の頃にはモラルはやや緩かった。言葉遣いに気を付けることもなかった。釣りバカ日誌のハマちゃんも、お山の大将の役割もこなすようになるとは意外だった。作品は確かに精神性を育んだけれど、それに戸惑ったり泣かされることもないわけで無かった。もし週刊誌じみたルポライトばかりになったら、コミュニケーションスキルや忖度のスキルは身に付きそうだとも思う。もし自己犠牲を良しとするとヤクザやギャングも含まれる。近所で怒り出す人は、過去に想像もできないことが起きたからだという。僕は脇があまくて、すぐに付け込まれたり他人が少しでも賢いとそれに頼ろうとしてしまう、緊張感の靄から本心を取り戻したい。 l

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