可能性のかたち

良かれと思ったことが結果として無駄になると途方に暮れる。駅のホームでビールの空き缶を拾って近くのごみ箱に捨てようと思っても、手ごろなゴミ箱がない。飲めないビールの空き缶を持って電車に乗っていく。老練なギャンブラーによると愚痴をこぼさないことが大事だという。そこまで早く歩いていないのに、わっと立ち止まることがある。歩きながら考えているためだろうか、おかげでイヤホンを付けることもなく、退屈しない。しかしながら、ひとりの時間が欲しいこの頃だった。ここでぐっとこらえると落ち着いたひと時がやってくる。それは緊張と弛緩というお笑い芸人の心理からすると、報われるか、そうでないかの分水嶺だという。ここのところテレビを見ていない、僕はテレビを見たくないわけでもない。また相手のことは尊重して、むやみに逆らわないように気を付けた。また相手が話しているときに分かったような相槌をうつと、煙たがられることもある。気に入るかどうかの境目は目に見えない。もし熟練者や識者どうしの世間なら、諍いは起こらないかもしれないと期待することが、通りがかりに思うこともあるが、どこまで現実的かはわからない。

カメラの三脚があると、視点が定まる。どんな三脚がいいかをイメージしたとき、マネキンを自立させるのは難しいという。足に錘を付けるか、針金で支える必要がある。二本足で立っているときにもスタビライザーが作用している。ねんどろいどを自立させるのに専用の透明なジェルがあるという、手品の種というわけでもないが、これは透明なだけで実体がある。

空いた時間にソーシャルゲームをやっていた。最新のスマートフォンでは3Dに対応したものもあるが、2Dのドット絵で、ボタンを押していれば新しい景色が見られるくらいに思っていた。ガチャという、くじ引きのような要素がある。通常のRPGではあらかじめマップがあり、攻略方法を教わったり、または見つけることで場面展開を進めていく。ガチャの場合は、くじ引きを一定回数こなすことで期待値をあげる。僕はそこまでクジ運が強くないので、運がいい人は普段の行いがいいと言われれば、それもそうなんだと思う程度だった。しかしながら、その場合課金と結果が見合わないと、不満がたまるのも無理はないとも思う。ゲームソフトはそのソフトを店から定価もしくは売値で購入すれば、それ以降に手数料がかかることはなかった。下手の横好きというか100円玉を投入するゲームセンターで、格闘ゲームは苦手だったけれど、飛行機が十字キーにそって動くシューティングゲームは、ブラウン管の向こう側の景色を見たくなることがあった。東方シリーズは、そういった風景を心理描写に置き換えたものになっている。中国のandroidゲームをスマートフォンにインストールして、図書館でシャーロックホームズのバスカヴィル家の犬という小説を借りた日に、ガチャで偶然にも同名のアイテムを引いた。それによってステージを進めることができたが、本来課金アイテムを偶然引いても、自分の実力でないこともある。そこで銀聯という中国のクレジットカードに登録していくらか支払おうと考えたが、どういうわけか日本のandroidアプリから、中国版のwechatPayにカードを登録することができない。中国で日本のコンビニエンスストアの商品を買うことはできるが、日本で中国の買い物ができないことが分かった。

また韓国のスマートフォンゲームが、Pixivで日本のイラストレーターが挿絵を描いているが、ゲームのシステムやアバターの着せ替えは韓国のゲームメーカーが作っているゲームがあった、先月に韓国のサーバーにアクセスできなくなってしまった。ただの勘違いかバグであればありがちではあるが、新聞にあったような日本と韓国の外交問題でなければと思う。

MihoyoというゲームメーカーはiPadの個人デベロッパーから、上海に開発ビルを持つような組織になっていた。なかでも火を追う蛾というクエストではガチャでなく、アイテムの数と蓄積でレベルを上げる。リピーターにも初心者に割にフェアなシステムの外伝がある。僕は中国がノベル形式で連なるとほとんど解読することができない、ときおり日本の声優の声が聞こえると、その前後をキャプチャーして、文字をGoogle翻訳して意図をくみ取ろうとする。すると珍しいことに何らかのバグがあったので、サービスが停止すると書いてある。次の日には外伝のアイコンが消えており、ぽっかり穴が開いたようだった。どんな不具合だったのか、僕に知る由はなかった。数か月してアイコンは元に戻った、新たにシナリオが追加されたような様子はないようだった。BGMやアニメーションが調和していて、ホームページも雰囲気が良かった。しかしながら、形がないものというよりは反復したチャレンジがあったり、具体的な感覚も残っている。以心伝心や感性が相手の真意を穿つこともあるかもしないかもしれないが、分からないことを明らかにする努力を繋げていきたいと思った。

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