付箋と受像

デジタルカメラとスマートフォンの関係は、微妙なところになった。デジタルカメラでは高解像度になるが、小型のアクションカメラGoProHero7でも、視野を固定する装備が必要になる。それに比べると、スマートフォンの2014年から2017年くらいまでのモデルは、リチウムイオンバッテリーも小型で、液晶画面のサイズとポケットに収納しやすさからして、バランスがいい。確かに最新のスマートフォンでは、カメラも高精度になり液晶も小型テレビのように大きくなったけれど、それに伴ってバッテリー消費量も増えてきた。パーツショップに足を運んだ時、ポケットに電子タバコにつかう単三乾電池より一回り大きいリチウムイオンの乾電池を6本片手にもって、それを購入してレジ袋に入れて持ち帰り、半田で保護回路を付けて、およそ合計で50wの電力バッテリーにして、キャタピラクローラーのバッテリーにしていたことも懐かしい。今では最新の動向をチェックしてPSE認証のついたリチウムポリマー電池のモバイルバッテリーに換装している。最近のスマートフォンに替える前に、デジタルカメラの設定を学ぶためにGoProHero7を購入した。ちょうどブラウザやPDFの閲覧は、従来のスマートフォンでも可能だけれど、カメラの部分だけを単体で動して検証しようと試みた。スマートフォンのバッテリーの大容量化は、ここ数年で起きたことだった。

また、ワードで数百ページのドキュメントを読むことは大変だけれど、キーワードや付箋を付けることで検索のようなことができる。かつては分からないことがあったら辞書で引く、辞書は50音順になっているので、しおりを挟んだ位置がほぼ検索結果と同じようになっていた。いまではインターネット上の検索結果は、マスメディアの影響や、それを伝えようとする人物の思惑もあってか、体系的にはなっていない。かなりの部分が断片的で、いつでも、またどこでもアクセスできる代わりに利用者が想像で補っている部分もある。辞書や本に付箋を貼ったり、アンダーラインを付けることはデータベースではないけれど、見慣れないものや知らない単語を理解しようとするために必要な記録ではある。本に折り目を付けると跡が残るので、変更可能な栞にする、栞はページに応じて位置と枚数を変えていく。

カメラの三脚を買って組み立てているとき、部屋にベランダからセセリという蛾が入ってきた。妙に人懐っこく、iPhone6sのカメラで撮ると、不思議なことに蛾の鱗粉がピクセルのようになり、またセセリの複眼にはスマートフォンのフラッシュが写りこんでいた。するとセセリはこちらを見ている、何を考えているかはわからないが。またセセリは鱗粉とピクセルが虹のような光彩をもっている、背景は自然とぼかしが掛かり被写体はくっきりと映っていた。ピントとある程度の解像度があれば、デジタルカメラのような写真が撮れる。またiOSのアップデートではシャッタースピードを調整することもある程度なら可能になった。セセリのような蛾の場合は、足音を立てることも難しい、もし狙って撮るとしたらそーっと近づいて、びっくりさせないようにすることが自然な表情を残すために必要になる。そこでポケットにちょうど収まって、パソコンの壁紙くらいの解像度をもったカメラを内蔵したスマートフォンが丁度いいけれど、近年では液晶画面が大きくなり、バッテリーも重くなってきたので手で持ちにくくなっている出来はともかく、その時しか取れないものがあった。また、昆虫のクモもスマートフォンで取ってみると、クモは蛾にくらべると光に対してシャイでフラッシュを炊くと逃げられてしまう、足が8本、複眼も前後左右に8個付いて足と連動しており反射神経に長けている。しかしながら蛾や蝶はドローンのようにシンプルではあるが、空を飛びモノを運ぶ仕組みがある。

カメラを持っていてホワイトバランスやシャッタースピードを調整することで、見たままに近付けようとしていると、なぜ望遠レンズが存在するのかを考察してみたい。パソコンの場合は、メモリーやCPUの処理速度から値段をある程度予測することが可能だけれど、カメラは同じような黒い箱に見えても値札が1桁違う場合がある。スポーツカメラマンの場合、競技場やステージではなく、専用のブースから望遠レンズで拡大して取る。望遠レンズは丸いけれど、ファインダーは四角い。丸い画像をピンホールカメラのように受像して、それを四角く額縁に収める。もしステージや競技場、あるいは鉄道のように線路の制約がなければ、見たままを取ることを試みたい。漫画研究会のときはミニサイズのタブレットとお絵かき掲示板があれば、そこで似顔絵を描いてアニメ風にデフォルメする人もいた。あるいは液晶画面全体をタブレットにすると高い機材になることもある。ともかく、情報の在り方を見据えて、そこに向かって最善とまではいかなくても、環境に応じて適した形を残していきたいと考える。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です