空調の準備

季節が変わるにあたって、冷房用の仕組みが必要になる。空調服にはジャケット風の外見にモバイルバッテリーとCPUファンが組み合わさったものだけれど、プラスチックのメッシュ状の繊維は空気を外気と混ざりながら通ることで、扇風機だけでも局所的には涼しくすることができる。ホッカイロを衣服の中に入れると、外側から温めるより内側から温めた方が省エネになるという、その冷房版が空調服になる。CPUファンも、昭和からある昔ながらの扇風機も、一定以上熱がこもると暖かい空気をかき混ぜるだけで、エアコンやクーラーが店舗や共用施設や鉄道で、ガンガンに効いているのは、ほかに冷却する効果的な手段が今のところないのかもしれない。CPUファンも勢いよく回転しているときは、CPUの処理が追い付いていないときでいくらか焼け石に水のような印象があった。それがプラスチックのハニカム状繊維に布越しに風をCPUファンで通すだけで温度が調整できるとは思えなかった。しかしながら、作業中に又に汗疹ができてきたので、空調服をアレンジした空調座布団が個人的には必要だった。ロフトのように暖かい空気が籠りやすい場所ならともかく、フラットな部屋でもパーティションや扉の向きで温度が変わってしまうことがある。また太陽電池とシリコンラバーヒーターを導入して、冬場の電気代を抑えることができたが、ぼくには汗疹だけでなくアトピーがあるので、電気代を節約するためだけに無理をしてクーラーを使わないという選択はできない、耳垂れや感染症になったら行動できなくなってしまう。また去年は秋から天候に曇りが多く、かといって雨もそれほど降ることがなく、日光浴をすることが貴重だった。曇りなら紫外線もなく、傘も持ち歩かなくてよく両手が歩きながら使えるので、スマートフォンの液晶画面を見るのに最適ではあったが、なんだかどんよりした天候に不安な印象が拭えなかった。

枕草子には、傘を持たずに訪問すると、せっかちでガサツな印象があるという、しかしながら、時雨はなかなかに外に出たくても出られないという気持ちを誘う。江戸時代には編み笠があり、傘を手で持つ必要が必ずしもなかったという、レインコートに撥水性のある軽い材質だけでなく、吸水性があって干せば乾くというタイプがあれば、長時間着ることはできなくとも、バックに入れても濡れない。どちらにしても雨は、準備が足りないと、残念な気持ちにもなるが、本来は恵みをもたらす、地下では井戸水にもなり、地上では川の水にもなる。

続きを読む 空調の準備