アイデアと実用性

IHクッキングヒーターの小型のモジュールなら12Vに対応していると考えて、コンセントにシリコンケーブルに半田付けをして、コンセントから12V10Aの電力を給電するアダプターに繋いだところ、小型モジュールのLEDが今までよりやや明るく点灯して、テフロン加工を施したステンレス製のプリン型容器が加熱される。暫くすると入れた水は泡を立てて沸騰しており、温度は100度を超えている。水を入れた状態での最大の温度はサーモグラフィーで測ってみると130℃になった。これはIHクッキングヒーターの弱火に相当すると予想して、水を抜いて油を薄く塗って野菜を炒めてみると、サーモグラフィーの温度は230℃前後になった。野菜には焦げ目が付いて調理されている。この温度ではコイルに使っているエナメル線の耐熱温度155℃を超えているので、耐熱性の素材を調達することができなければ、持続的な実用化は難しいようだ。とはいえ火を使わずに電気で調理できた可能性を示すことはできた。鍋に水を入れると温度が高くならない、紙鍋の鍋は紙でできているが水が入っているために紙が燃える温度にならず、カセットコンロの固形燃料で火が付かずに具材だけが温まる。コンセントからのアダプターの出力が10Aのため、代わりに出力が5Aのアダプターでは出力がされなかった。これはIHクッキングヒーターのコイルの抵抗値が5Aから10Aの間にあたるためだと推測される。USBケーブルの電圧5Vでは、必要とする電流もそれに比例して少なくなり、USB用のアダプターの定格出力の3A以内に収まるために矛盾がなく持続的に動作している。そのためスマートフォンで急速充電に使っている3Aのアダプターでは、IHクッキングヒーターを動かしたり、ホッカイロを温めたりすることに流用できる。3Aの電圧出力に対応していたのは中国が数年前に開発して、現在に至っている。そのあたりからhuaweiなどの新興勢力も市場参入し始めている。自動車用のバッテリーで古くから使われている12Vのシールドバッテリーでは、満充電ではそのバッテリーの出力の分だけの電流を出力する、12V5Ahの小型のバッテリーでもIHクッキングヒーターを動かすことができた。並列に繋げればその分だけ出力を上げることができるが、過電流防止用のヒューズが15Aのために、最大でも電池の並列は2つ3つくらいまでだと予想される。

自律的な共同体

mineCraftの農場の面積をコンパクトにした方が、活用しやすいという裏付けを取ることはできなかった。建物の回廊を作る時に、同じ柱をクローンすることで均整を取るという建築方法があった。モノづくりは基本的にはチームで行う、僕の場合は妙に孤立してしまっているが、いつでも協力の可能性は否定していない。一人で行う場合はプレハブ建築を参考にする。作業場でコンテナを作って、現場ではレゴブロックのようにユニット同士を組み合わせる。すると限られたスペースにいかに効率的にモジュールを詰め込むかが量産するためにも必要になってくる。また農民のAIの壁を繋げることで、共用スペースにAIが散歩するようにした。縦5マス、横5マスの農場は初めの2つは左右対称に手で一つずつブロックをコピーした、cloneコマンドによって、2セットを2つコピーすると、合計4つになる。余った作物を入れるためのレールとパワードレールはcloneするとジョイントがちぐはぐになっていなので、線路を引きなおすことにした。作物やチェストボックスの中身は正確にコピーされていた。3Dでは奥行きがある。10cmの立方体には、縦と横と高さの3乗の容積になる。1㎝四方のブロックが1000個中に納まることになる。複製したブロックも合計1155個になった。もし農民のAIによって植え替えを自動的に行うことを前提にしなければ、農場は水溜まりで耕地を湿らせることができる最大の広さ9マスを目いっぱい使った広さになるが、その広さに一つずつ苗を植えていくことは効率が必ずしも良くなさそうだ。

鉄の資源は、地中深くまで掘り進める以外では、村人が住居の近くに召喚するアイアンゴーレムから取得する他に手段がないため、資源が溜まるペースは鉄が十分に取得できれば、食料は多少収穫の効率が悪くても、そこに適応したシステムの構成が妥当だと考えた。とはいいえ、ホッパー付きトロッコのアイテム吸着作用がホッパーにも備わっていれば、畑の下をガタンゴトンとトロッコが往復しているパターンはそこまで馴染まなかったかしれない。

小麦は雑草を収集するときにも種を拾うことができる。ジュールヴェルヌの神秘の島という小説では、ポケットに入っていた小麦の種を土に植えてそこから繰り返し作物を増やしていったという。mineCraftでも開拓の途中で偶然手に入った種を空いた土地に植えてそこから増やすという方法もある。現実には種から育てることは難しく、すでに育った苗を選り分けて挿し木や継ぎ木をして増やしていくことが多い。例えば桜の木も同じ苗木を接ぎ木して、それぞれの町の街路樹になっている。

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液晶のなかの畑

スマートフォンからパソコンに移行するにあたって、mineCraftの中で小麦畑を作ろうとした、いくつか作例があったけれど、それに倣っても上手くいかない、そのヒントになるものとして1.14で追加されたコンポスターがある。コンポスターは作物を肥料に変えるための容器だ、身近なものでは生ごみリサイクル用のバケツがある。そこでプレイヤーがそこに入れたとしても籠のように使うのははばかられた、とはいえ大釜では貴重な鉄を使うので、木材だけで使えるアイテムがあればそれだけ節約になる。また、コンポスターは村人に農夫の役割を与えるアイテムでもあるようだ。1.14以前では村人を囲いの中に入れて、種を与えるまたはパンを与えて友好度をあげて、その代わりに畑を耕すという取引をする一連の流れを自動化と呼んでいた。村人と農夫の役割分担ができたことでその構図が変化したようだ。ドットグラフィックの配置で性別や役割を変えるという事例は、日本のPCゲームのPRGにもその起源がある。また、トロッコの中でも移動するホッパー付きトロッコは、隣接する線路沿いのアイテムを回収できる性質がある、農夫が畑に植えられた作物を収穫して新たな種を植えると稀に作物を落とす、それをホッパー付きトロッコが回収することで自動化するという仕組みが明らかになった。農夫が収穫と種まきをするタイミングはランダムで急かすことができない、ホッパーから回収された小麦は、随時チェックしても数字は増えないが、しばらく放置しているとアイテムがだんだんと溜まっていく。mineCraftではオークの苗だけが寄せ植えができるので、木材と木炭に困らなくなった、実際に石炭の採掘よりも木炭を代用することで地面を掘る手間を節約することができる。しかしながら林業から農業に応用するにあたって、ペース配分を把握する必要があった。

ベランダの植木鉢は、ローズマリーが越冬をしてやや葉に艶がなくなっていたので、栄養剤を追加することにした。カップラーメンの容器に道端のギンゴケを植えていたけれど、冬の寒さと乾燥でコケは枯れてしまったが、そのなかの雑草が成長し始めていた、はじめにイネ科の雑草がベランダの日当たりが良くないのか茎ばかりがのびながらも、小さいススキの穂のようなものが生えていた、次にヨモギのような雑草が生えていたが、これは茎と葉のバランスが取れてきた。そしてタンポポのようなギザギザの葉が生えてきた、道端にはタンポポの花がアスファルトの隙間から生えていた。農業的な理想では根が生えることで、その上の葉がしっかりしてくるというけれど、植木鉢と葉や茎のバランスを取るひつようがある、テラリウムのウォードの箱に入って乾燥しないミズゴケでも容器の大きさと土の割合いによって、繁殖の割合が異なるようだ。

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