オブジェクトの傾向と特長

正月休みに実家に帰った時はパソコンを使う環境になかったために、手持ちのスマートフォンでできることを模索した。mineCraftでは、粘着ピストンと通常のピストンを進行方向に沿って組み替えることで乗り物を作成した。それまではスマートフォンのBedrock版では、ピストンとオブザーバーを組み合わせた乗り物をJAVA版と同じように作ったとしても、方向を指定することができなかった。とはいえ進行方向に通常のピストン、その反対側に粘着ピストンとすることで、JAVA版のように1マスずつボタンを押すことで動かすことができる乗り物が現出した。これによって谷に足場をなるべく少なくしながらも橋を架けることができるようになった。粘着ピストンと通常のピストンの組み合わせが進行方向に依るため、ある方向に対しては直線移動ができるが、戻ってくるときにはピストンを組み替える必要がある。かつてのようにレッドストーンブロックを付けていたときに比べて回路はシンプルになっている。スマートフォン版では、ピストンに樽やチェストブロックを付けることもできるようだ。これはJAVA版ではこれらを移動させることもできないために、尖った特長になりうる。かつてはJAVA版でピストンとオブザーバーを組み合わせた乗り物を作り、地図の向こう側まで旅行したことがあった。長距離になるとプレイヤーがフレームレートの壁に阻まれて途中で落下することもあったが、なんどかめげずに試行してみると、ついにはトロッコに家畜を載せて地図の向こう側で気候や植生が異なる地域からの資源の運搬に役立てることができた。mineCraftの広大な地図は、ネザーゲートを虚数空間のように使うことができ、そこにワープゲートを作って、地図で対応させながら進めると長距離の移動は時間と距離を短縮できるようだ。ネザーゲートには、水が使えず、溶岩に囲まれている。そこでもピストンとオブザーバーを組み合わせた乗り物を使って溶岩の谷を渡り、向こう岸に飛行するノウハウを生かすことができる。このあたりからコンポスターというたい肥を詰めるバケツをトロッコのようにプレイヤーが載ることができる。これはスマートフォンでもパソコンでもコンポスターはピストンで押して移動させることができていた。スマートフォンでは動画として録画するとフレームレートが安定せず、乗り物から滑り落ちることもしばしばあって、足場を階段にしたりなど工夫した。その点ではパソコン版はブロックがピストンで押して移動できるアニメーションは安定するようになった。とはいえ、パソコン版ではトロッコのレールがピストンで運べるようになっているので、チェストトロッコを載せることができる。

ScratchというraspberryPiなどにインストールされているプログラミングのラーニングソフトでは、シューティングゲームを作る時に、弾として生成されるブロックと、当たった時に更新されるブロックの色と座標をトリガーにしていた。ピストンとオブザーバーで移動できるアニメーションを作るためには、同じブロックをタイムラインで生成しながら順番に生成して同時に非表示にする動作を繰り返して、あたかも動いているように見せている。これは動画が写真の連続で成り立っているのと似ている。カメラが発明されたと当時に活動写真としての動画も開発されていた。動画は同じ写真を連続させるので、変化がわずかな対象を取る時には、重複する要素が増えて効率が良くなくなる。スマートフォンでもシャッタースピードを変えて露光を調整して光や動きの流れを可視化することで、点だった要素が流れをもったものになる。

ピストンとオブザーバーを組み合わせた乗り物だが、今までは長距離を移動することや物を運ぶことを考えていたために、複数台を連結して試したことがなかったが、スマートフォンでもピストンの向きが揃っていれば、一定方向には電車のようなものを作ることができた。ピストンに一定の動力を与えて、動かせるマスは1マスだけれど、回路を組み合わせることで2マスや3マスにできる。ピストンとオブザーバーを動力の代わりにすると往復できれば、4マス~制約がなくマスを動かすことができる。これはシンプルな回路でも効果的にプログラムができる手法だけれど、まだあまり知られていないようだ。ブロックの変化を感知するセンサーの役割をするオブザーバーが導入されてから、MINECRAFTの回路は劇的にシンプルになった。IoT機器にもオブザーバーのようなセンサーがあり、DIYでは複雑な回路をいかにシンプルにできるかで効果的になる。スマートフォン版では、解像度に比べてドットグラフィックが鮮明で、水中にトロッコの線路が引けたりなど、パソコン版にない機能もある。例えば製図台や石切場など、ブロックに役割が与えられたものは最新版が同丹生されていた。そのうえで乗り物が動力を変えることなく往復できればとは思うものの、パソコン版とスマートフォン版が目指しているブロックや回路の特長から観察してみようと思う。

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