発電機とモバイルバッテリー

発電機のモーターはもともと電動自転車のモーターだった。モーターには中国のメーカーが記してある。メーカー名は浙江尤奈特电机有限公司とある。出力は250wとなっているが、手動でクランクからモーターを回して発電に使ったときの出力はわからない。ギア比は9.78で原則ギアが自転車のペダルのように外付けされている。直接モーターを回すより回転数が確保されるために、クランクを付ける時の取り掛かりになった。クランクからモーターには7v前後の電圧がでているが、電気二重層キャパシタに繋いで、発電した電気を一時貯めて置いている。発電した電気は一時的にはシリコンラバーヒーターを発熱させたり、LEDランプを付けたりして数ワットの出力がされているが、持続的な値を測る術がなかった。USB端子に電圧と電流を測るメーターにmAhの表記があった。これはスマートフォンのバッテリーの単位と同じで、USB端子から発電機を通じて5vが出力されれば、マグネットケーブルで接続したモバイルバッテリーに0.3A~0.7Aの電流が流れると表記されている。発電機のクランクを回しながら、USB端子のメーターのmAhの表記を電気の検針器のようにして見ていると、十数回クランクを回すとmAhが1増える。モバイルバッテリーやスマートフォンの%表記では、何十回回したら溜まるのかが分からなかったが、これなら運動の目安になる。まず30分くらい、メーターが5ⅴ前後で維持されるようにクランクを回していると、4261mAhから4436mAhまで変化した、およそ175mAhの電気が発電された。モバイルバッテリーは3.7vで、USBは5vのために実際のワット数はもう少し出力が出ているかもしれないが、モバイルバッテリーの容量は10400mAhで、デジタル表記では30ほどのクランク運動で5%前後が溜まった。蓄電池の場合はクランクを回しているときの一時的に電圧は12ⅴまで上がるが、しばらくするともとに戻るため、定量的に測ることができなかった。蓄電池の容量を測るバッテリーメーターにもメーカーによって残量の%表記にバラツキがあった。0-100までの%表示はいまのところ目安としての値になっている。しかしながら残量が電圧の12ⅴに近い値かどうかで推測するより、見通しが立てやすかった。太陽電池はここ数週間、曇りが多く60%前後で推移している。気象センサーは数か月毎日値が記録されている。リチウムイオン電池は、ベランダと室内をバケツのように余った電気をくみ取って、電子機器の充電に使う。かつてはエアコンダクトから長いUSBケーブルで室内と繋がっていたが、そのインフラストラクチャーを省いて、手でくみ上げている。バッテリーは自転車の夕方のヘッドライトにも使われている。引き続きモバイルバッテリーをまずクランク発電機からの発電で充電できる方式を探求していこうと考えている。

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有機的で暖かなケーブル

ギンゴケは、植木鉢に入れて約一ヶ月、道端やアスファルトの隙間にあったような鮮やかな緑からややくすんだ色合いになってしまったので、水のやり過ぎかもしれないとして、じっと観察を続ける。ベランダのミントは、8月に花が咲いてからしばらく枯れていたが、ようやく植木鉢を覆うくらいになっていた。乾燥地帯の多肉植物のグラパラリーフに、ミントとサボテンの間くらいのアロマティカスを寄せ植えすると、グラパラリーフが萎れずに安定してきた。多肉植物にも気根があり、空気中から水分を摂取しようとするようだ。僕に必要なのは、水の正確な分量というよりは、毎朝水をやっても植物が受け止めてくれるような元気を担保することがある。水を潤沢にあげるサボテンがあってもいいかもしれない。というのもこれまでは水をやらなさ過ぎるか、やり過ぎるかだったが、道端を定点観察しても、アスファルトの間の雑草や苔には誰も水をあげていないのに、枯れる気配がなく、数ヶ月生い茂っている。逆に街路樹や植木鉢は限られた環境で、枯れたり、回復したりを繰り返しながらそこに適用していく。

キッチンにあるミントには水を、水ナスのように多めに付けているが、根っこがびっしりとはり、缶詰で作った水たまりの周りにも根っこが伸びてきた。缶詰の周りにはミントから伸びた不定根が水を余分に運んでくるので、受け皿としてそこに入れ物を置いていた。これは、地下鉄の通路に雨水をためるタンクが付いている様子からヒントがあった。ふと眺めると既製品や金属やコンクリートだけでなく、その場の機転を利かせてガムテープでくっ付いていたり、銅箔やアルミ箔が放熱に使われていたりと日用品と組み合わせて成り立っている。もし自宅に黄色と黒のガムテープで交互に編み込んだストライプ模様でエリア分けすればそこはちょっとした工事中の空間になるかもしれない。

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風の可視化と、新たな分野

Sqliteにはユーザーとパスワードという概念がなく、SQLではセッションを必要とせずにデータを引き出したり、書き込んだりできるという。それを初めて知った。MT3.3をSQLにしてから次の日には、SQLiteのDBから、日記のタイトルと内容、タグをPHP経由で引き出して、まっさらな文章にしてみる。できればCSSや色も付けてみたいけれど、これから行うつもりだ。

ベランダに風力発電キットが届いて、息を吹きかけるとモーターが回り出し、LEDが点灯した。息を吹きかけるだけで動くくらい軽いことに驚いたけれど、外に出してみるとわずかな風も吹いておらず、予想と少し異なる。東京湾にもデンマーク製の風力発電が一基だけ動いている、減速ギアが入っているのかその動きはゆっくりで、回ったり回らなかったりする。アニメで多摩新都心に風力発電が息をするように動いており、電気を流すと逆に回るなどの仕掛けもあったけれど、風力発電にはそこまで馴染みがなかった。その中の風車もデンマーク製の、三つの細長い菱形のような形だった。太陽電池はシリコン結晶が規則的に並んでいれば建物や地形に合わせて自由に形が変わるけれど、風力発電の風車はどこでも同じような形をしている。風車を近代で見たのは江戸時代のオランダの干拓に使う風車で、それでも中世の郊外の都市のように風景に溶け込んでいた。風車の羽根が手でクランクを回す代わりをすることで、それを歯車を使って動力に変えて、ポンプや石臼を引くのに活用してきたという、その仕組みは中世から近代まで変わっていない、近代では司馬遼太郎が文明の配電盤と叙述したように、歯車だけでなく、電気を電線に集めて分配するというインフラの役割も発達してきた。東京駅はアムステルダム駅と意匠が共通しており、そこから赤レンガの橋が沿線に伸びている、かつては路面電車などで中空に電線が張り巡らされていたという。

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クランクとハンディラジオの繋がり

クランクハンドルを回して2日目、初めはスマートフォンでabematvをストリーミング放送して、ギアを回すだけの作業に抑揚を付けようと思ったが、スマートフォンに充電する分を賄いながら、蓄電池に溜めていると漕ぐたびに足りなくなるという自転車操業になりそうだった。それが悪いわけではないが、いっそ消費電力の低いラジオであれば、BGMにもなりその日何があったかなどの時事が分かるアンテナにもなりそうだ。実際防災用の手回しラジオなどもあり、前例もある。

そうして家電量販店に行くと、ふとラジオを録音できれば情報を溜めておけると思い立つ、高価ではあるものの思い切って予約録音できるハンディラジカセを買った。学生の頃は深夜ラジオを開始時間まで起きて、ラジカセの録音スイッチを押して目を半分開けながら眠るという習慣があったが、もしタイマーがあれば、自分が見つけられないようなニュースや音楽を見つけられるかもしれない。ただラジオを聴くだけなら、鉱石ラジオや様々なキットも出ており、候補は複数ある。家からはスカイツリーの電波塔があり、AM放送でも向きを変えれば、聞こえ方はよくなる。とはいえパソコンや冷却用のファンからは電磁波が出ているのか、AMの入り方に雑音が入る。もしベランダの外で予約録音できれば音はクリアになるかもしれない。そこでハンディラジオに十分な乾電池の容量と、雨露を防げる透明なカバーがあれば、太陽電池の隣にラジオを置いて定期的に録音して、SDカードでパソコンに音声データだけを送り保存するという使い方をして見たくなった。

テレビは最近付けていない、産経新聞の広告にワンセグチューナー付きの小型テレビが先行販売されており、何でもかんでも見たいわけではなかったが、ミニファミコンやカーナビなどの画面でもHDMIケーブルを接続するものシンプルな構成になっており、モバイルバッテリーからでもテレビやラジオが聴けるのは今までにありそうでなかった。

手回しクランクに戻ると、ソーラーチャージコントローラーは蓄電池の過充電を避けて、12v前後の電気を徐々に貯める。今までデジタル表示のバッテリー残量を気にしていたが、よくよく見ると、電圧とバッテリー残量はだいたい比例している。蓄電池に一定の電圧と電流を定期的に送り続ければ電圧が11vから12vに上がり、放電量も安定する。なかなかクランクを回し続けてもパーセントが上がらず、10分くらい続けてもまたもとの値に戻ってしまうと徒労感を覚えるが、バッテリーは電圧が徐々に上がり、時間を置いてメーターを見ると容量が少しずつ増えている。クランクを回している充電中の間は電圧が高めで、残量もやや多めに見えている。回すのをやめると揺り戻しが来る。

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