免疫のふしぎ

コロナウイルスが治ったというニュースがアメリカのテキサス州オースティンから流れた。44歳の女性の患者で、人工呼吸器をつけてから2週間ほどで陽性の状態から日常生活に戻ることができたようだ。アメリカは感染者数が急激に伸びて、いまでは中国やイタリアを抜いて感染源になっている。そういったなかではポジティブな知らせといえる。呼吸困難な状態からいかにして回復したかは英語の文章を訳しても状況をなぞったくらいで、動画のなかで医師と看護師たちの拍手の中を車いすに乗った40代の女性が会釈をしながら退院する様子を見ても分からなかった。おそらく免疫がコロナウイルスを克服した。その免疫は筋肉トレーニングのように鍛えられるものなのかは分からない。中国では感染者数を押さえたり空気感染や飛沫感染を防ぐ防護服、武漢をはじめとする都市のインフラや人の流れを封鎖する手段やその様子は分かったけれど、コロナウイルスが治ったという事例はまだ観測されていない。また日本では国民感情として表立って相手の幸せを祝うということがない。辛苦と幸福はカードの裏表のようなものだと信じられている。癌でも医薬品もあるけれど病気を克服するのはだれにでも内在している免疫というものになる。少年マガジンの漫画で不摂生をしていると体に人面創のようなものができて、母体である本人に反乱を起こすという作り話があって、免疫というものがどういうものか分からず、ギリシャ神話では自然現象や生理現象を擬人化して絵に書いて考えるという。科学的な見方をすればウィルスや免疫に細胞のような性質があるのか、はたまたナノマシンのように感情をもっておらず病気に善と悪があるわけではなく、血の色も食べているものも文化が違っても本質的には同じとも想像できる。善玉菌と悪玉菌というように、悪玉菌が死滅するわけではなく、善玉菌に比べて活性ではなくなるという状態になる。腸内フローラという菌の分布があるが、新型コロナウイルスも猛威を振るってはいるが、そのひとつに位置づけられる。ミジンコの写真をiPhoneで撮ったことがあったけれど、水草に集まった肉眼で見られる細胞としては比較的はっきりとピントを合わせることができた。顕微鏡でシーツにいると思われるダニを観察しようと思ったが1000倍に拡大してもシーツの繊維は髪の毛の表面のように映ったが、ダニが動いている様子は見られなかった。顕微鏡で見られる前に肉眼で見られるものが小さいものにはなる。しかしながらウィルスも目には見えない。どうしても実際的というより対人関係のなかで抽象化されてしまう。そこにはウソや死への過剰な妄想や恐れが含まれる。それを解消するのが宗教といえる。マスメディアが報じる宗教でなく、民間で信じられている宗教についても考えてみる必要がある。

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