新聞には中国の新型コロナウイルスの船内感染についての、ニュースがあり、一般的にはうがいと手洗い、アルコール消毒の実施を習慣づけることが追加されている。中国の内陸部の都市、湖北省武漢に渡航した旅行客を媒介して肺炎が伝染して、死亡した例もみられている。中国と日本を行き来するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では集団感染が起きて、感染対策が不十分だったことを指摘するYouTube動画で告発した神戸大学の岩田教授の動画は議論を呼び、やがて動画自体が削除されることになったという。
クルーズ船の船内の感染予防対策が、厚労省でも議論されるようになっていた。中国本土の死者は2000人を超え、社会問題となっている。イギリスのBBCでは検疫の過程が不十分だったと見解を示している。テレビを付けるとニュースでも新型コロナウイルスと国内の感染例について特集が組まれている。Twitterでは、クルーズ船の様子が中継されているが、問題がある様子は見られない。中国国内を除けば、日本国内では最大の集団感染の場所になっているために、注目が集まっているが、専門家の間でも責任の所在や意見が分かれている。ウィルスが存在するとみられる区画と存在しない区画が明確でなく、そのために集団感染のリスクが高まったという。死亡する感染者の割合で高いものは高齢者や既往症のある感染者になるという。
大阪に在住する中国人の華僑団体や中華系企業が、日本全国の協力企業や個人から寄せ集めたマスクや医療用手袋を母国・中国に送ったという。中国国内では新型コロナウイルス感染者を受け入れる医療従事者の院内感染も深刻な問題になっている。院内の病院長が感染して死亡に至るケースもあるという、新型コロナウイルスの感染ルートとして霧状に浮遊する粒子に混じったウィルスを吸引する「エアロゾル感染」の可能性があるという。その場合、日常でも手洗いやうがいマスクの着用の習慣が意味を持ってくる。このように世論にさらされるなかでモチベーション(士気)を保つことは理性だけでなく、実践的な方法に基づいたアドバイスも必要になると考える。
日本国内ではまだ症例は少ないが、作業場でも告知が出ていたりと世情の変化を感じる。産経新聞のアプリケーションを開いてみると、解説の記事があった。またBBCの日本語に訳された記事でも、まったく医療的な予備知識がないなかでも実情に寄り添える想像力が養われる気がした。そのきっかけはTwitterの写真とテキストだった。今回は新聞だけでなく、写真や動画を踏まえたインタビュー記事が役に立った。
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